ほうれん草はビタミンAが豊富で、体の調子を整えてくれる他、喘息にもいいと言われています。
ほうれん草の発祥は、中央アジアではないかと言われています。そこからシルクロードを渡って、ヨーロッパや日本に伝来したと言われています。
ほうれん草は緑色だから、料理に加えると彩りにもなって綺麗ですよね。
お肉料理の付け合わせに添えると、また見映えが違ってきますし、栄養価もグンとアップします。
いかにもヘルシーなほうれん草ですが、実際どのような成分によるどのような効能が期待できるのでしょうか。また、ほうれん草をおいしく食べる方法についてもご紹介します。
ほうれん草の栄養・効能
ほうれん草には、ミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
主な健康効果は次のようになります。
・動脈硬化予防
・喘息予防
・眼精疲労の解消
・美肌効果
・抗酸化作用
・貧血予防
・高血圧改善
ほうれん草に含まれているビタミンB2には、脂肪を燃やす働きがあります。
そのため、ダイエット中の人も、ほうれん草を食べると痩せ効果が期待できるでしょう。
栄養はきちんととって、余分な脂肪は燃やしてくれるため、ダイエットのサポートをしてくれるはず。
ほうれん草には健康への効能もありますが、美容食でもあるのですね!
免疫力アップ
ほうれん草は、体の抵抗力を強化し、丈夫な体作りをしてくれます。
風邪をひきやすい人、すぐ疲れてしまう人も、ほうれん草を食べるようにするといいでしょう。
ほうれん草には、ビタミンAやベータカロテンが豊富に含まれています。
このため、免疫力がアップするのです。
さらに、シミ抑制や殺菌力に優れたビタミンCも豊富です。
ビタミンEもいっぱいあるため、免疫力向上の他、細胞の若返りも期待でき、エイジングケアができます。
ほうれん草の食べ方
ほうれん草を食べる時には、下ごしらえも必要です。また、どんなに栄養が豊富でも、調理法によっては栄養が破壊されてしまうこともあるため、注意が必要です。
適切な食べ方のポイントは、以下の通りです。
・油と一緒に食べる
・加熱してアクを抜く
ほうれん草は、他の多くの野菜に含まれているように、「シュウ酸」というえぐみの原因になる物質が含まれています。
シュウ酸がそのまま残った状態で料理に使ってしまうと、味が悪くなるため、アクの元でもあるシュウ酸は、しっかり取り除かなければなりません。
生のままほうれん草を沢山食べてしまうと、シュウ酸を過剰にとってしまい、結石ができやすくなります。
これを防ぐためにも、茹でる、加熱するなどして、火を通してから使うのが一般的です。
また、牛乳などカルシウムが豊富な食材と一緒に食べるのも相性がいいです。
油で炒めるとほうれん草はカルシウムの吸収率がますます上がるため、おすすめです。
よくレストランのアラカルトでも、ほうれん草のバター炒めやベーコンソテーなどがありますよね。
ご自宅でも簡単に作れるため、ぜひ油と一緒に炒めて作ってみてください。
栄養価も高くなります。
他にも、
・ホウレンソウのクリームパスタ
・トマトとほうれん草のサラダ
・ほうれん草カレー
・ホウレンソウとベーコンのキッシュ
・ほうれんそうグラタン
・ほうれんそうポタージュ
ほうれん草の食べ過ぎで副作用は起こるの?
ほうれん草はシュウ酸が多いため、食べ過ぎると結石ができてしまいます。
一番いけないのは、生で大量のほうれん草を食べてしまうことです。
ちなみに一日のおすすめの摂取量は、ほうれん草6枚程度です。
ベータカロテンだけに注目すると、ほうれん草よりも人参やブロッコリーの方が豊富なのですが、ほうれん草は食べやすいし、一日6枚程度であれば、毎日続けやすいですよね!
ほうれん草の保存方法
ほうれん草を保存する時は、ぬらした新聞紙でくるんでから、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
長く保存したいなら、ほうれん草をかために茹でてから、冷たい水に入れて絞り、ラップに包んで冷凍します。
この時、1回分ずつの大きさにカットしてから包むと、おひたしや汁の実など、ちょっとした小鉢を作る時に使いやすいです。
ほうれん草のレシピ
ほうれん草を使った料理のレパートリーは、とても多いです。
ごま油の香ばしい香りがアクセントになって、おいしい「ほうれんそうのナムル」をここではご紹介します。
【ほうれん草のナムル】
ごま油 大さじ1と2分の1
塩 適量
白いりごま 大さじ3
鶏ガラスープの素 小さじ
【作り方】
ほうれん草を茹でて電子レンジでチンする
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水にさらしてアクを抜く
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2センチの長さに切る
↓
上記を茹でたほうれん草に加えてよく混ぜる
↓
仕上げに白入りゴマを加える
↓
完成!
ナムルにはよくにんにくが入っているのですが、今回のほうれん草のナムルには、にんにくが入っていません。
そのため、食後も気にせずに済むため、手軽に食べられます♪