ヤングコーンは低カロリーで、何か一品足りないと思った時、彩として加えるのにもいいですよね。なかなか主役になることの少ないヤングコーンですが、ポリポリとした歯ごたえがおいしくて、肉料理や野菜炒めに加えると、ちょっとしたアクセントになります。
少しマイナーで地味めな食材ですが、栄養価は意外と高いです。
ヤングコーンの効能・特徴
ヤングコーンは「コーン」という名称がつくため、とうもろこしの仲間というイメージがありますよね。見た目も実際、とうもろこしを縮小化したような形です。しかしとうもろこしほど味は甘くなく、食感も違います。実は、ヤングコーンとはとうもろこしの実が大きくなる前にとったものです。
そのため、「ヤングコーン」と名付けられています。味は全然異なるけれど、コーンには変わらないということですね。ヤングコーンはとうもろこしと別物というわけではなく、収穫前の若いとうもろこしということです。
そんなヤングコーンの主な栄養は「炭水化物」です。とうもろこし自体穀物として分類され、主な栄養素は炭水化物となるので、ヤングコーンも炭水化物中心です。エネルギーになるので、パワーがわいてきます。
ヤングコーンに含まれるビタミンB群は糖質の代謝を促してくれるため、食事に取り込んだ糖質の代謝も、活発にしてくえるでしょう。その他には体内で合成されないリノール酸が含まれています。どのような健康効果があるかというと、コレステロール値を正常にしてくれ、心臓病や動脈硬化を予防してくれます。
さらに、肺がんや貧血、子宮けいがん、心臓病の予防にも効果的です。便秘のを改善してくれる食物繊維も豊富です。高血圧を予防してくれ、むくみ対策にもなるカリウムも含まれています。
ヤングコーンの食べ方は?
とりたてのフレッシュなヤングコーンであれば生でも食べられますが、基本の食べ方としては、塩ゆでしてから食べることです。皮つきのままヤングコーンを食べてもおいいしく食べられます。外皮をむかずに、ご家庭にあるグリルでや七輪で焼くだけでもおおいしいです。
外側のこげた葉の部分は捨て、中野柔らかい葉っぱに包まれたヤングコーンを、ひげごとかじるとおいしいです。ほのかに甘みを感じます。ヒゲをつけたままヤングコーンの天ぷらにするのもおすすめです。ヒゲが意外とおいしい食感です。
選び方はどうするの?
ヤングコーンを選ぶ時は、ハリがあってみずみずしいものを選びましょう。大きすぎず、色合いが綺麗に出ているものがいいです。缶詰で売られているヤングコーンもありますが、旬の頃は新鮮なヤングコーンが売られています。ヤングコーンの皮をむいた状態でパック詰めされたものが主流ですが、最近は、外皮がついたものも多いです。
外皮のついたヤングコーンの方が長持ちしますし、内側の皮も柔らかいため食べやすいです。
ヤングコーンを食べ過ぎると危険な副作用あり?
ヤングコーン自体は危険ではありませんが、食べ過ぎた場合、ダイエット中の人は太りやすくなる恐れがあります。というのも、ヤングコーンには炭水化物が豊富だからです。ヤングコーンだけをたくさん食べて太るというのは考えにくいですが、ヤングコーンの他にも、パンやご飯などの炭水化物をたくさん食べている場合には、糖質の摂りすぎになる恐れがあります。
また、食物繊維が多いため、腸が元々敏感な人はお腹が緩くなることがあるため、量を調節しましょう。ヤングコーンはコーンに変わりないため、とうもろこしがアレルゲンの人は、アレルギー反応を起こしてしまうことがあるため、気をつけましょう。
ヤングコーンの保存方法
ヤングコーンは冷凍保存もできるとご存知でしたか?以下のようなプロセスで、冷凍保存ができます。
沸騰したお湯に塩を入れ、皮なしのヤングコーンを4分ほどゆでる
(皮つきの場合は5分)
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茹で終わったらザルにあげ、大きいものを食べやすい形にカットする
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ジップ付き袋に入れる
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冷凍庫へ入れる
冷凍保存の場合、保存期間の目安は1ヶ月です。食べる時は自然解凍で平気です。冷凍のまま炒め物に使うのも有りです。
ヤングコーンのレシピ
ヤングコーンは、サラダや炒め物に加えられることが多いですが、ここではひと味違ったレシピをご紹介します。
・バター醤油ヤングコーン
ポリっとしたヤングコーンの食感と、バター醤油の香ばしい味わいが楽しめる一品です。他の食材と混ぜて使われることの多いヤングコーンですが、こちらのレシピはまさにヤングコーンが主役です。ヤングコーンのおいしさが光るレシピなので、ぜひトライしてみてください。
【材料】
胡椒…適量
塩…適量
ヤングコーン…8本
バター…10グラム
醤油…適量
お湯を沸騰させ、ヤングコーンを入れて3分間茹でる
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フライパンにバターを引いて、中火にかける
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ヤングコーンをそこに入れて、バターでさっと炒める
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醤油を入れて、ヤングコーンに焼き色をつける
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完成!
材料がヤングコーンだけで済むので手軽に作れます。おかずに何かもう一品加えたい時や、お酒のおつまみとしてよく合います。