カリフラワーと言えば、よくサラダやお肉のつけ合わせで見かけますよね。ブロッコリーと似ているので、ブロッコリーとセットで出てくることもあります。白の彩りは盛り付けにもいい役割を果たしてくれます。
カリフラワーが苦手な人も多いでしょうが、実は美肌効果が高く、女性は特に積極的に食べておいた方がいいものです。それでは、具体的にどのような栄養の宝庫なのか、実際にみていきましょう。
カリフラワーの効能・特徴
カリフラワーの知られざる栄養の特徴はというと、次のようになります。
・カリウムが豊富
・生でカリフラワーを食べるとビタミンC量が約2倍
・食物繊維が豊富
コラーゲンを作って美肌促進!
冒頭で、カリフラワーには女性に嬉しい作用があるとほのめかしましたが、それは、ビタミンCの量が多いからです。ビタミンCと言えば柑橘系のフルーツに多く、みかんやオレンジに多く含まれていますよね。
しかしカリフラワーは、みかんのおよそ2倍以上にもなります。ビタミンCは、年々減少していくコラーゲンの生成を促進してくれ、美肌促進してくれます。コラーゲンは美肌作りには欠かせません。ハリやツヤを出してくれるからです。
最近肌が衰えた、老けて見える…といった場合、コラーゲン不足であることが多いです。サプリメントやスキンケアでコラーゲンを補給するのもいいですが、ビタミンCの含有率が高いカリフラワーを積極的に食べるのも、おすすめです。
さらに、ビタミンCは肌に良いだけでなく、免疫力を強化してくれる作用もあります。そのため、風邪やインフルエンザの予防になるのです。カリフラワーを日常的によく食べていれば、一年を通して風邪をひきにくくなりそうですよね。
高血圧を下げてくれる?
日頃、高血圧でお困りの人がいましたら、ぜひカリフラワーを食べてみてください。カリフラワーにはカリウムが豊富に含まれています。そんため、体内の余分な塩分を排泄し、血圧の上昇を抑えてくれます。
がん予防になる
カリフラワーとがん予防はあまり結びつかないかもしれませんが、カリフラワーには、アリルイソチオシアネートという物質が含まれています。これには発がん性物質の働きを抑える作用があります。
カリフラワーが好きでよく食べている人は、自然とがん予防までできるでしょう。
便秘を改善する
カリフラワーには食物繊維が含まれているため、便秘の予防や改善につながります。
カリフラワーの食べ方
カリフラワーを食べる時は、蒸し機や電子レンジで加熱するのがおすすめです。どうしてかというと、焼く、煮るなどすると、せっかく豊富なビタミンCが溶け出てしまうからです。ビタミンCの美肌効果を最大限取り込むためにも、ビタミンCが壊れにくい蒸す、レンジで温めるといった方法を選ぶといいです。
スープにカリフラワーを入れるのもいいですし、人参やキュウリ、ラッキョウと一緒にピクルスにするのもおすすめです。カリフラワーの独特な風味が気にならないのであれば、加熱調理したカリフラワーに、マヨネーズを食べるといったシンプルな食べ方もおいしいです。
ちなみにカリフラワーの旬の時期は11月で、冬です。カリフラワーといったらクリーム色が特徴的ですが、実はそれだけでなく、紫やオレンジ色のカリフラワーもあります。定番の色とは違う色のカリフラワーを使うことで、料理もより一層楽しくなりますよね。
カリフラワーを食べ過ぎると副作用が出るの?
カリフラワーは低カロリーなので、食べ過ぎても太らなそうですが、副作用は何かあるのでしょうか?
カリフラワーには、基本的に危険な副作用はありません。しかし、生の状態で食べてしまうと胃に負担がかかりやすく、ミネラルの吸収率が阻害されるリスクがあると言われています。
エネルギーが出るどころか、気力が落ちたという報告もあるため、食べる時は生ではなく加熱調理してから食べたいものです。
カリフラワーの保存方法
・冷蔵保存
カリフラワーは長持ちしません。まずはこれを前提として、早く使い切ります。加熱調理するまでは、カリフラワーが乾燥しないように気を付けて、ラップにくるむ、袋に入れるなどして、冷蔵庫の野菜室に保存します。
・冷凍保存
カリフラワーを冷凍で保存したい場合は、生ではなく下茹でしてから保存しましょう。たくさんのカリフラワーを一つのバットに入れるのではなく、少量ずつ小分けにするのがおすすめです。
ちなみに下茹でする時は、少しかために茹でるのがポイントです。そしてバットにラップを敷いて、その上にカリフラワーを広げて冷凍保存します。
ここでは、つい手が進んでしまう、カリフラワーのおいしいおつまみのレシピの中に、
【カリフラワーのチーズ焼き】があります。
チーズのコクと香りが楽しめる一品です。何か一品足りないと思った時、サクっと作れるのでぜひカリフラワーを使ってみてください。カリフラワーが苦手な方でも、チーズの香ばしい香りに溶け込んでしまうため、気になりません。お酒のおつまみとしても良く合います。