スイカと言えば、夏の風物詩でもありますよね。甘くてみずみずしくて、後味サッパリして夏バテ解消にもなります。体温を下げてくれる働きもあり、夏の暑さで疲れがたまっている時や、水分が足りない時に食べると効果的です。
スイカはおいしいだけでなく、料理でも様々な食材と相性が良く、意外と使いやすいです。ここでは、スイカの美味しい食べ方や、効能についてご紹介していきます。
スイカの効能・特徴
美肌効果
スイカは新陳代謝を促して、肌を健康的にしてくれると言われています。それは、肌の老化を防いで若々しく保ってくれるビタミンAが含まれているからでもあります。ビタミンAは肌の新陳代謝を促進し、肌細胞が新しいものに生まれ変わるサポートをしてくれます。
さらに、美肌にマイナスの効果を与える活性酸素を除去するリコピンも含まれています。このリコピンはトマトにも多く含まれているもので、スイカの赤い色素がリコピンです。スイカに含まれているビタミンCは、シミの原因になるメラニン色素を抑制し、くすみやシミを防いでくれます。
ビタミンCはコラーゲンの働きも強化してくれるため、コラーゲンによるシワ減少や、ハリ&ツヤアップの効果、美白効果が期待できるでしょう。
手足のむくみを解決してくれる
冷え性の人に多いのが、手足がむくみやすいということです。朝はスッキリしていても、夕方頃になってくると老廃物や疲れがたまり、手足にむくみが出てしまうという人は多いはずです。
これは特に女性に多いトラブルですが、スイカが手足のむくみ解消に役立ちます。スイカには、シトルリンというアミノ酸が含まれているのですが、このシトルリンが、手足のむくみを改善してくれると言われています。なぜなら、シトルリンは血行を促進してくれるからです。
血行が促進されて血流がサラサラになれば、老廃物や蓄積された疲れも排出されやすくなり、むくみという形で現れなくなります。
スイカの食べ方
スイカは、実は余すことなく食べられるエコなフルーツです。普通は緑の皮の部分は捨ててしまうのですが、昔は漬物や煮物にしていました。煮物にすると冬瓜に似た味わいになります。
スイカの種は生では食べられませんが、塩で炒るとお酒のおつまみになります。
スイカを食べ過ぎると副作用になるの?
スイカに危険な成分は入っていないため、副作用が出る心配は基本的にありません。しかし、水分が多いため、スイカを必要以上にたくさん食べてしまうと、お腹が緩くなる恐れがあります。
便秘の人は、水分量が増えたことでお通じが良くなるかもしれませんが、日頃から腸の働きがいい方は、下痢になるリスクがあるため、気をつけましょう。ちなみに農林水産省は、生活習慣病の予防や健康増進に向けて、フルーツを一日200グラムとることを推奨しています。
スイカを食べるのであれば、朝食で食べるのがおすすめです。スイカは水分も多く、起きがけの体に水分補給するためにも、スイカはぴったりです。
また、夏は暑くて食欲が落ち、朝食も食べる気にならないことが多いでしょうが、スイカを食べることで、食欲減退を防げます。朝からシャキっと活動できるようにするためにも、スイカを朝食に食べておくといいでしょう。それでも食欲がわかない人は、スイカをジュースにして飲むのもおすすめです。ミキサーにかけるだけでいいので簡単です。
スイカの保存方法
スイカは生なので劣化スピードが早く、買ったら早めに食べましょう。果物なので冷蔵庫でキンキンに冷やしたくなりますが、冷やし過ぎてしまうと甘みが弱くなってしまうことがあります。
スイカをおいしく食べるためにも、冷蔵庫で冷やしすぎないように気をつけましょう。スイカをカットする前でしたら、涼しくて風通しのいいところに丸ごと保管しておくのでもいいでしょう。切ったスイカは劣化が早いため、冷蔵庫に入れておいた方がいいですが、いずれにしても早めがいいです。
ちなみに冷蔵保存する場合、10度前後の温度が好ましいです。8度以下にしてしまうと、甘みが減ってきてしまうので注意しておきましょうね。
スイカのレシピ
スイカは意外と万能で、スイカとして食べるだけでなく、デザートやアイスクリームを作ることも可能です。ここでは、簡単に作れるスイカジャムのレシピをご紹介します。
甘さ控えめでおいしいです。手土産として手作りのスイカジャムを贈ったら、心がこもっていて喜ばれそうです。
【材料】
レモン汁…レモン半分
スイカ…2キロ
砂糖…スイカの3割
【レシピ】
スイカを小さくカットする
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種を抜いて重さを測った鍋に入れる
↓
砂糖を計算して入れる
↓
レモン汁を入れる
↓
よく煮詰める
↓
完成!
いかがですか?
たった5つのステップだけで完成するため、とても簡単ですよね。時短でスイカのレシピを作りたい時におすすめです。出来上がった時は暖かくても、冷やすときちんとトロミが出るため、ジャムっぽくなります。