ニンニクを料理に使うと風味が増して、さらに味が良くなります。ニンニクを加えると味が濃くなるため、塩分を控えめでもしっかり味が出ます。さらにニンニクは、味をおいしくしてくれるだけでなく、健康効果も期待できます。
ニンニクサプリメントも出ているくらいなので、ニンニクが健康フードだと認知している人は多いでしょう。いったいどのような効能を持っているのでしょうか。
ニンニクの効能・特徴
・癌予防になる
日本でも、癌にかかるのは珍しいことではありません。癌のリスクは高齢者だけとは限りませんが、やはり年齢が進むにつれて、癌のリスクは高まってきます。ニンニクは、そんな怖い癌を予防する働いが期待できます。もちろん、ニンニクを食べていれば絶対ならないというわけではありません。
ですが、ニンニクの摂取量と癌の発生率を調べてみたところ、ニンニクをよく食べる人の方が、癌患者が少ないというデータがあります。ニンニクを普段の食生活に取り入れながらも、運動習慣や禁煙に気を付けるなど、自分なりの努力も必要です。
肌にハリが出てくる
年をとると、誰だって若い頃と比べたら肌のハリがなくなってくるものです。しかしニンニクには美肌作用があり、皮膚の表皮にアプローチしてくれます。表皮は刺激や異物、摩擦などによって傷みやすいですが、ニンニクが外部の刺激から表皮をあっ持ってくれます。
また、ニンニクの成分が血行を促進してくれ、血液をサラサラにしてくれます。美肌作りのためにはタンパク質が欠かせませんが、その他にも、ニンニクを食べているとハリアップが期待できます。
疲労回復
ニンニクを食べるとパワーがみなぎってくるような感覚になりませんか?それはあながち気のせいではありません。ニンニクは、体力増進、疲労回復の作用にも優れています。そのため、体を酷使するアスリートも、ニンニクを意識的に食べている人が多いです。
ニンニクに含まれるアリシンという成分が、腸から吸収されて、体内でエネルギー代謝をサポートしてくれます。
冷え性改善
女性に冷え性は多いですよね。体が冷えやすい人は、ニンニクを毎日食べていると冷えにくくなるでしょう。冷え性をそのままにしていると、生理痛や肩こり、腰痛がひどくなるリスクがあります。
ニンニクは、体の内側から体を温めてくれます。血液が全身に流れていき、手足の先や首まで温めてくれるでしょう。
ニンニクの効果的な食べ方
体力が欲しい時、疲れた時、美肌になりたい時、ニンニクを食べると効果的です。しかし、毎回ニンニクを丸ごと食べるのも大変なことです。ニンニクを使った食べ方は豊富なので、ご自分の好みも考慮して、飽きない食べ方を実践してみてください。
以下、おいしい上に、ニンニクの効果を引き出せるような食べ方をご紹介します。
生ニンニクのすりおろし
生の状態でニンニクを使うと、アリシンの効果が最大限に発揮されます。抗菌作用も期待できるでしょう。味やニオイが気にならなければ、生のニンニクをすりおろして、そのまま食べるのがおすすめです。
・丸ごとニンニクと鶏肉のトマト煮込み
・ニンニクの蒸し焼き
・ニンニクジャム
クラッカーに塗って食べるとさらにおいしいです。
・ねぎ塩ガーリックチキン
ちなみにニンニクに含まれる有効成分「アリシン」は、ビタミンB1の吸収率を高める作用があります。そのため、豚肉や大豆と相性が良いです。油と一緒にニンニクを調理すれば、アリシンも分解されにくくなるでしょう。
ニンニクを食べ過ぎると副作用が出る?
ニンニクは、適量であれば副作用の心配はないのですが、食べ過ぎると体にとって有害となることがあります。特に生のニンニクは刺激が強いです。元々胃腸が弱い人だと、胃を痛めてしまうことや、下痢になる恐れがあります。
お腹が弱い人は、生よりも加熱調理してニンニクを食べることをおすすめします。適量というのは、生ニンニクであれば一日1片。加熱調理したニンニクなら、一日3片までを目安としてください。
子供はこの目安の半分の量です。
ニンニクの保存方法
ニンニクは、常温保存する人が恐らく多いでしょう。しかし、知らない間にニョキっとニンニクから芽が出てきてしまったこともあるのでは?冬ならご家庭で普通に常温保存していても安心ですが、直射日光が当たるところや、湿気の多いところは避けましょう。
風通しのいい冷暗所に保管するのがおすすめです。
ニンニクのレシピ
ここでは、ちょっぴりユニークなニンニクのレシピをご紹介します。
【ニンニク丸ごと餃子】
一見餃子…?いえいえ、これはニンニクです。餃子に見立てたニンニク料理で、カラっとホクホクした食感が楽しめます。
まずはニンニクを半分に切りましょう。
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次に、アルミホイルの上にカットしたニンニクを乗せます。
包むように閉じます。
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トースターで焼き目がつくまでじっくり加熱します。
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バターと醤油をかけたら完成!
アルミホイルから取り出す時は、火傷しないいおうに気をつけましょうね。